Applied Electromagnetic Systems Group
in Energy Conversion Laboratory

INTRODUCTION




 「電磁応用グループ」は,工学部電気電子システム工学科 エネルギー変換工学講座に属しており,主に電磁力(磁気支持)を利用したアクチュエータ・センサの開発研究を行っています。

 電磁応用グループでは,電磁力の新たな可能性を探る一つのアプローチとして,磁気支持技術の応用研究をすすめています。

○主要テーマ
・1軸制御による反発形磁気軸受 (pdf)
  -> 縦軸形による高速回転機
  -> 横軸形による質量測定器
  -> 横軸形による搬送ローラ
・非磁性金属薄板のアンペール式磁気浮上 (pdf)
  -> 直動形
  -> 回転形
  -> パルス駆動
・3次元磁気浮上移動システム (pdf)
・電磁式力学量センサ (pdf)
・... etc.

○主要キーワード
電磁力,永久磁石,電磁石,磁気浮上,磁気軸受,吸引形,反発形,誘導形,アクチュエータ,センサ,直動,回転,多自由度 etc.


【研究スタンス】

 アクチュエータやセンサは,既に様々な原理・方式,用途のものが存在しています。
 ロボットの要素技術としてのアクチュエータ・センサは想像しやすいでしょう。単純なロボットは,関節には電動機(アクチュエータ)が,目にはカメラ(センサ)が内蔵されています。しかしながら,より人間に近い動きを実現するには,筋肉や関節,目や皮膚の仕組みを理解し,よりよく模したのアクチュエータやセンサが必要となります。ロボットを例に挙げましたが,それ以外にも様々な分野で,各分野に特化したインテリジェントな次世代アクチュエータ,センサの開発研究が盛んに行われているのです。

 また,アクチュエータとセンサは表裏一体の関係にあります。具体例では,センサレスDCやボイスコイルなどのモータ,圧電や磁歪などの効果がある材料が挙げられます。アクチュエータかセンサか,得手不得手はあるにせよ,相互交換が可能かどうかを常に意識することも重要です。

 アクチュエータ・センサの話と上記の主要テーマが必ずしも合致しているとはいえません。しかしながら,この合致しないことがとても重要なポイントだと考えています。既存の原理や方式を十分理解し,その枠にとらわれない自由な発想を出し合いながら,斬新なシステムとして具現化することを目指して研究をしています。


【スケジュール】

4月〜6月  研究室配属,オリエンテーション,歓迎会,ミーティング(週1),ゼミ(週1),ソフトボール大会
7月〜9月  プレリサーチプレゼンテーション,打ち上げ,夏季休暇(2W)
10月〜12月  ミーティング(週1),中間発表
1月〜3月  ミーティング(週1),学位論文執筆,最終発表,送迎会
不定期  学会発表,イベント


【グループの雰囲気】

 アイディアを形にするためには,泥臭い作業も厭わないという学生達とともに,作っては壊し,壊しては作るという日常を過ごしています。ミーティングでの定例報告では叱責することもしばしばですが,学生の部屋では(研究内容の話のみならず)皆で談笑することも多いです。

 この研究室では,電気系の設計製作(電気・電子回路等),機械系の設計製作(CAD,金属加工等),数値シミュレーション,プログラム作成など多様な技術を修得することができます。

 ものづくりを実践できるといえば大変聞こえがよいですが,成果として見えない部分の(ムダではない)努力をたくさん体験できます。 どうすれば目標を達成することができるのか,そのためにはどのような過程を経なければならないのかを自立的に学び,工学者として活躍するための技量を培いながら,人間的にも大きく成長もできるよう指導しています。






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